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追 憶
つい最近、39歳で突然病死した友人がいます。命の終わりは定められたものとはいえ、残されたものにとってはつらい現実です。

明るく晴れた日、子供たちのはしゃぐ声を聞いていると、死が身近にあることなんて忘れがちですが、近しい人の死は私たちにも確実に終わりがあることを思い出させます。

死は忌み嫌うべき特別なものではありません。私たちの体内では、常に刻々と何かが死に、何かが再生されています。植物も芽が出て花が咲き種を宿し枯れていく。この世に生命を受けたいかなるものにとっても、ひとつの例外なく繰り返される事実。

死を意識することで、ひとときを大切に懸命に生きていく気持ちになれる。死を真摯に見つめることで生きてくるものもある。

それでも、そう理解はしていても、もう少し共に生きたかもしれない彼の時間を想って、むなしくやるせない気持ちになる私は、まだまだ未熟者なのでしょう。今夜はなぜかまた、涙が止まりません。

(2005年04月29日)




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