![]() |
|
Bo Kong Vegetarian Restaurant
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() ![]() バンクーバー店 ![]() 翡翠色と緑色を配色し 清潔感を大切にした内装 ![]() 入口に置かれた千手観音 開店前には従業員が そろって礼拝する ![]() いつも笑顔をたやさない マネージャーのジョージさん
|
突然、魚介類アレルギーになった時、一番がっかりしたのは中華料理が食べられなくなったこと。エビやカニそのものは言うに及ばず、干しエビや貝柱でだしをとったスープもダメ。野菜や肉料理ならと思っても、魚介類を調理したまな板や包丁を使われたらアウト。窒息して即、病院送りになる。まさか調理場まで行って確認するなんてできないし。お店の人に面倒をかけるのがイヤで、中華料理からだんだん足が遠のいてしまった。そんな時、中国系カナダ人の友人が教えてくれたのが、肉・魚・卵を使わないヘルシーな菜食中華の店。 初めて行った時にはメニューを見てもイメージが湧かずちんぷんかんぷんで、適当に指さして注文した。少なくとも食材はみんな植物性で、何かの手やら尻尾やら得体の知れないものは出てこないはずだから。でも驚いたのはどれもハズレなしに美味しかったこと。豆腐や湯葉、小麦粉グルテン(生麩)、大豆タンパク、コンニャクなどを巧みに調理して、味だけでなく食感まで肉や魚に似せている。だしも100%植物性で、昆布やキノコ、野菜を煮出したもの。油はラードの代わりにカノーラ油を使っているので、おなかいっぱい食べても胃にもたれず消化が早い。盛りつけも豪華で量もたっぷりなので満足感がある。とにかく百聞は一見にしかず。187品もあるメニューの中で、特におすすめの品をご紹介しよう。
客層は、白人、インド人、東洋人、家族連れ、年配のカップル、中国仏教会の尼僧、その信者、環境活動家や動物愛護主義者といった感じの若者グループなど、性別や年齢、人種、宗教、信条を越えて本当に様々。共通点は、みんなせっせと料理に箸を伸ばしているということだけ。肉食に慣れた舌にも違和感なく、誰にでも美味しく食べられるのが人気の秘密。素材の持ち味を生かすあっさり系の潮州料理がベースなので、日本人の口にもよく合う。菜食主義者だけでなく、健康的にダイエットしたい人や食餌療法をしている人にもいい。 ボーコンで問題があるとすれば、とにかく夜は混んでいること。5時半前や8時以降なら飛び込みでも入れるが、6時以降は予約をしておかないと長蛇の列に並ぶことになる。12人がけの大きなテーブルが4つあるので、大人数で食事する時には数日前に予約しておくと安心。ただし新月と満月の日は、熱心な仏教徒が日頃の罪を悔い改め菜食する日なので、普段以上に混むから避けた方がいい。母の日や春節(旧正月)の時期もむちゃくちゃ混みまくる。お昼なら予約なしでも気軽に入れるし飲茶メニューもあるので、ベジタリアン初心者には最適。 また、この店は仏教の戒律のひとつ、三厭五葷(さんえんごくん)を守っている。三厭とは殺生を避けて「獣肉、鳥、魚」を食べないことで、五葷とは妄、殺、淫、盗、酒に通じ精神を汚すとされる「ニンニク、ニラ、ラッキョウ、ネギ・タマネギ類、アサツキ」を口にしないこと。メニューのどこを探しても、ニンニクやニラ、ネギの入った料理はない。チーズがけやミルク煮とメニューにあっても、それは大豆原料のベジチーズや豆乳を意味している。残念ながら老酒などのお酒もまったく出ない。 バンクーバーはベジタリアン・レストランが多い街としても知られている。洋食系、中東系、中華系と種類もバラエティに富んでいで、一般のレストランでも菜食メニューがたいてい何品かある。その中でも、ボーコンには「ベジタリアン=物足りない」という先入観は全然あてはまらない。豪華で美味しくて健康的なベジタリアン料理を体験しに、ぜひ足を運んでほしい。 Updated: Oct. 2006 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||