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Charcoal Grill Diner Zakkushi
炭火焼料理 ざっ串

デンマン店
823 Denman St.
Vancouver, BC

tel 604-685-1136

営業:
(昼)火〜土
□□□12:00〜15:00
(夜)毎日
□□□17:30〜0:00
定休:なし
予約:要
駐車:路上メーター

キツラノ店 <<< new
1833 West 4th Ave.
Vancouver, BC

tel 604-730-9844

営業:
(夜)毎日
□□□17:30〜10:30
定休:なし
予約:全20席なので必須
駐車:路上メーター


メニュー表紙

焼き場担当者

掘り炬燵式

テーブル席

外装


新登場!
ランチメニューの一例

(デンマン店)

チキンカツ定食 $8.80
豚しょうが焼き定食 $8.80
チキン照り焼き丼 $6.80
鶏唐揚げ丼 $6.80
とりそぼろ丼 $6.80
温うどん+ミニ丼セット $9.80
 
そういえば昔、ダウンタウンにも焼き鳥専門店があったっけ。一度だけ夫と行ったが、量が少ない上に雰囲気も値段もなんだかお高いという印象だけで、その後、足を運んだ覚えがない。競争の激しいダウンタウンでは、質だけでなく量と値段もうまく釣り合っていないとダメ。その基本がわかっていなかったその店は、もちろんもう存在しない。

和食の店ならどこでも焼き鳥は定番メニューだけど、本当に美味しいものを出す店はないみたい。しかも炭焼きなんて、そんなこだわりを串一本に見せる専門店は皆無。と・こ・ろ・が! うれしいことに、備長炭を使った炭火焼料理の店 ざっ串 が2004年8月にオープン。チキン大好き人間の私はさっそく直行。

店内に入ると、香ばしく炭の焼けるにおいが郷愁を誘う。カウンターの向こうで、焼き場担当の人が煙にいぶされながら絶え間なく串を返している。その手際の良さに感心してのぞき込むと、
よっ、いらっしゃいませ〜〜!の大合唱。まさに日本の居酒屋のノリ。10数人いるスタッフが全員声を揃えて元気にお客様を迎える。

デンマン通りに面した窓際には掘りごたつ式のテーブルがふたつ、その横に個別のテーブルが並び、L字型のカウンターにも10名は座れる。外から受ける印象よりはかなり広い。壁面も調度品も炭を意識したシックな色合いで、和食の店にありがちな安易な装飾がないのがいい。日本酒の宣伝や相撲取りのちゃちな絵なんかがベタベタ張ってあったら、その店の料理の質もたいてい想像がつくというもの。

メニューを開くとまず、ふんわりつくね(1本$1.30)が登場。塩焼きとタレ焼きがあるので、両方注文する。外はカリッと、中はふんわり、それでいてちゃんと火は通っていて、つくねのお手本のような焼き上がりに感動。鶏ミンチには独特の臭みがあることが多いけど、この店のつくねにはまったく感じない。タレも甘すぎず辛すぎず、関西出身の私にはちょうどいい。他にもチーズ、ごま、のりマヨ、梅しそ、おろポンなどのバリエーションがある。
つくね
つくね
しそ巻き
しそ巻き
焼き鳥専門店の定番メニューももちろん勢ぞろい。もも(1本$1.20)はふっくらジューシーで、特に塩焼きにすると鶏肉本来の味わいが楽しめる。それだけでも十分美味しいのに、しそ巻き(1本$1.80)にすると鶏の風味がさらに引き立つ。

ざっ串は関東地方でチェーン展開している串焼き創作料理の店 くふ楽 の海外初店舗。串焼き文化を海外に広めるという志をもってバンクーバーに進出した。確かに、寿司やラーメンなどの日本的な料理が地元で受け入れられ、アジア系移民の多いこの地なら、串焼きにも抵抗はないはず。東南アジアにはサテー、ギリシャにはスブラキ、トルコにもシシケバブがあるし、串焼きって世界共通料理かも。

レバーと砂肝
レバーと砂肝
レバーと砂肝も私の大好物。でも臭み抜きや血抜きの下処理が面倒なのと新鮮な素材が手に入りにくいのとで、家ではまったく調理しない。だから焼鳥屋さんでは欠かさず注文する一品。ここのレバーはあっさりしすぎと思えるくらいクセがなく、タレとの相性も抜群。ビタミンAや鉄分が豊富で消化もいいので、貧血・美肌・肝臓強化・視力障害には特に有効だとか。

砂肝はズリとも呼ばれる。メニューには Chicken Gut とあるけど、正しくは Chicken Gizzards。鶏だけでなく鳥類にはみんな歯がないので、飲み込んだ砂や小石をこの砂嚢にためて餌をすり砕くんだそうな。前後ふたつに分かれた胃の後の部分で、筋肉質なので生物学的には筋胃が正式名称。コリコリッとした噛みごたえが美味しく、内臓が苦手なうちの子供たちも初挑戦で大好きになり、串の奪い合いが始まるほど。子供の舌は本当に正直に美味しいものを見分けるので感心してしまう。

焼き鳥といえばお酒は欠かせない。ビール、日本酒、カクテルとメニューは豊富で、麦焼酎の月のひかりと梅酒「究極の梅」がおすすめ。特にこの梅酒は日本の店舗でも人気のお酒で、紀州の大きな梅をふんだんに用いて作られたものだとか。ほんのり甘く、ブランデーのような芳醇な香りが素晴らしい。

鶏肉以外では豚肉の薄切りでアスパラガスを巻いたものやにんにくの芽焼き(1本$1.80)が絶品。ほのかなにんにくの香りが食欲をそそる。豚肉のバラ肉を串焼きにした Pトロ(1本$1.60)は脂に自然な甘さがあり、育ち盛りでカロリーを気にしない子供たちには大人気。なんと2回も追加オーダーをするほど。
にんにく芽巻き
にんにく芽巻き
牛タン
牛タン
他にもチーズ焼き、牛ハラミおろしポン酢がけ、おもち巻き、チーズもち巻き、プチトマト巻きなど創作串焼きがたくさん。牛タン(1本$2.00)はボリュームがあり、シコシコッとした食感がたまらなく美味しい。薄切りにしてあるので、噛み切れない!なんてこともないから安心。脂肪分が少ないので、カロリーやコレステロール値が心配な人にはおすすめ。

ばりそばサラダ
串焼き以外にも創作料理がずらりと並ぶ。手造りざる豆富の柚子胡椒添え($3.50)や揚げだし豆富と揚げ茄子の甘酢あんかけ($4.50)など豆腐料理が多いのもうれしい。サラダだけでも4種類ある。ばりそばサラダ(S$3.80、L$8.35)は揚げたそばをレタスの上にのせたもの。あっさりした和風ドレッシングでバリバリもりもり食べる。でも歯の弱い人にはちょっとつらいかな。友人は鶏もも肉ともやしの和風サラダ($4.30)がお気に入りだとか。

ご飯ものが食べたくなったら焼鳥丼($5.60)にしよう。小さいのによく食べるうちの子供たちのおなかを満たすにはちょうどいい。私は焼きおにぎり(2個$2.00)がお気に入り。タレをつけて炭火でじっくり焼いてあるので、炭のにおいが香ばしく、ちょっと焦げてるところがまた美味しい。夫は鶏雑炊($5.50)でしめくくり。ほぼ菜食の夫にはあっさりやさしい味わいがよかったみたい。麺類も鶏南蛮うどん($5.80)やざるそば($4.80)など5品ある。
焼き鳥丼 焼きおにぎり
食事が終わった頃を見計らって、お味噌汁が出てくるサービスもいい。鰹だしが食べられないので私の分だけお断りすると、なんと鶏ダシのお澄ましを出してくださった。英語でも chicken soup というと滋養に富んで、身体も心も満たされるものという意味があるが、こんなちょっとした心づかいがとてもうれしい。店長の玉那覇さんに感謝。

ぷーさんのおやつ
ぷーさんのおやつ
子供たちを喜ばせることがもうひとつ。うちでは「デザートはおうちでね。」という決まりだが、ざっ串では例外中の例外。バニラアイスにはちみつがとろりとかかり、フランスパンの薄切りが添えてあるぷーさんのおやつや、きなことバニラのアイスクリーム、抹茶アイス、黒ごまアイス、白玉ぜんざいかき氷など、デザートは全品$2.00からで良心的な価格設定! 抹茶アイスは抹茶の粉がところどころ固まり、他で食べるより風味がいい。思わず「手づくりですか?」と尋ねたところ、「市販のアイスにこちらで混ぜています。」というなんとも正直なお答えが……(笑)

客層は家族連れ、若者グループ、会社帰りのサラリーマンと老若男女様々だが、とにかくお店のスタッフのかけ声がすごいので、ロマンチックに語り合いたいカップルや静かな食事を好む人には向かないかも。とにかくいらっしゃいませ〜、3番さま上がりです〜、おいしいーいただきました〜、よっ、ありがとーございました〜とひっきりなしにスタッフ全員の大声が飛び交うので、耳元で叫ばれるとちょっと心臓に悪い。この店の採用条件は笑顔の良さと声の大きさかも。それなら私も十分合格かな。

でも「静かに!」と気を遣わなくてもいいので、小さい子供連れやとにかくにぎやかにやりたい人たちには絶対おすすめのお店。美味しい串焼きをいっぱい味わって、活気あふれる雰囲気を楽しんで、元気の素をいっぱいもらったら、
ごっちそーさまでした〜〜と大声張り上げて帰ってこよう。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

串焼きの注文は2本から。注文が混み合うと時間がかかるので、初めにオーダーする時に全部まとめて注文した方がいい。ご飯ものなどの追加オーダーも、テーブルのお皿が空にならないうちにお早めに。

週末は絶対に長時間の席待ちになるので、子供連れやお客様の接待などでは予約は必須。店内に席待ちスペースがないので、冬は寒さを堪え忍びながら待つことになる。時間に15分遅れたら予約が取り消されるので気をつけて。また、多忙時の利用時間は2時間までとなっている。

ちなみに、バンクーバー市内のレストランはどこも禁煙だが、席待ちの人が外で吸っているので、ドアを開けるたびに煙が流れ込む。香ばしい炭焼きのにおいと美味しい食事を台無しにされたくなかったら、予約の際に奥の席をお願いすること。

Updated: Apr. 2007




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