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Yoshio Ishimura Acupuncture Clinic
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![]() 我が家の主治医 石邑先生
<参 考> 社団法人 日本鍼灸師会 鍼灸ネット |
なんだか肩が張ってきた、夏の疲れが出てきたかなぁ、と思っていたら、数日もしないうちに首の後がガチガチにこってきて頭痛までし始めた。歩いていても寝ていても、肩がぎゅっと上がっているような気がする。鈍重な不快感が背中から頭にかけてかぶさってくる。もうこうなると湿布をしようが体操をしようがどうにもならない。子供に肩をもんでもらったら、あまりに硬すぎて指が入らないと言われてしまった。忙しさにかまけて自己管理ができていない証拠……。 慌てて石邑先生に予約を入れる。診察中はすぐ電話に出られないので、初めは必ずメッセージになるけど、名前と用件を言う頃になるとたいてい受話器を取ってくださる。「はい、よろしいですよ、金曜日の正午にどうぞ」といつもの穏やかなお声。もうこれだけでちょっぴり癒されたような気がするから不思議。 約束の時間に伺うと、いつものようにモグサと線香の香ばしいにおいが漂っている。やわらかな日射しが入る清潔感あふれる診療室で、先生がにこやかに迎えてくださった。「今日は、どうされました?」「また肩と首が固まりました」「あー、はい、どうぞ横になってください」眼鏡とピアスを小物台に置いて、靴と靴下も脱いでTシャツとゆるいズボンだけになり、治療台に横になる。ほどよく温められた大きなタオルケットを体に掛けてもらうと心地よくて、なんだかほっとひと安心。あとは1時間身をゆだねていれば、全身がゆっくりじっくりほぐされていくんだから。
私が鍼灸治療を知ったのはカナダに移住してからだった。当時、私の左足の裏には直径2センチの大きなタコがあり、お灸なら取れるという夫の言葉を信じて、思い切って試してみることにした。長年患っているタコだから芯が深く、モグサをこんもりのせても熱さを感じない。かなりしつこく何回も焼き続け、ようやくちょっと熱いかなと思える頃には、タコの中心が黒く焦げていた。たくさんのモグサをお土産いにいただき、家でも毎日続けてお灸をしていると次第にタコが小さくなり、モグサを小さくしても熱く感じ始め、およそ2週間ほどでタコは根元からすっかり取れてしまった。そのあとはもうツルツルのまま、今ではタコのあとすら残っていない。 それ以来、腰痛や偏頭痛、高血圧、肩こり、胃弱、関節痛、腱鞘炎、ひどい寝違えに至るまで、とにかくよくお世話になっている。夫も関節の使い痛みやぎっくり腰、五十肩の時には助けていただいた。特にこれといった症状がなくても、私は1年に3〜4回たまった疲れを取り除くために診ていただくことにしている。病気になって危険信号がともる前に、未病の段階でくい止めておくのが一番体にいいから。 若い時にプロテニスプレーヤーを目指していて、ひどいテニス肘になり、冬になると痛みがよみがえってタイプすら打てなくなる同僚。パイロットという職務の緊張とストレスからか、年に何回かは首が回らなくなってしまう友人のご主人。生後6ヵ月の赤ちゃんを抱えて、ぎっくり腰になってしまった女友達。みんな石邑先生に治していただいた。長年患っているようならしばらく通う必要もあるかもしれないが、たいていの場合は1,2度で症状が改善するので経済的な負担も軽く済む。
すぅっと引き込まれるように気を失って、そのままいびきまでかいてたかも。それが一瞬だったのか、まる一時間だったのか判然としないまま、「はい、終わりました」の声で目が覚めた。体がホカホカして、血行がよくなったのが自分でもよく分かる。治療の直後から1〜2日は体がだるかったり疲れたような感じがするけど、これは体内の自然治癒力が動き始めたことによる好転反応で、睡眠を十分にとっていれば自然に症状が軽くなってくる。初めての人には鍼が効きすぎて強い好転反応が出ることもまれにあるので、あまり不快なら先生に連絡すること。私なんていい気なもので、治療を受けた翌日はつい元気が出すぎてフル回転してしまう。本当はしばらくのんびりしたほうがしっかり体に効くらしい。 漢方薬や鍼灸を含めた東洋医学の理論は、いまだに解明されていないことが多い。でも西洋医学や現代科学の見地から分からないというだけで、気の乱れや血流の滞りを改善し、経絡の流れを正常に戻す鍼の効用を無視できるわけではない。実際に鍼灸で体調を回復している人たちは多いし、スポーツ界でも鍼灸治療は常識になっている。私たちも古来から伝えられてきた東洋の医術をもっと認めて広く活用していきたい。 Updated: Oct. 2006 |
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