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Pro Organics
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![]() ![]() 赤い扉が目印 ![]() 豊富な乳製品 ![]() 乾物や乳製品などの値段表 ![]() ナッツや豆類は 一袋1lb(約450g)入り |
平日は大きなトラックが行き交う郊外の倉庫街も週末は本当に静か。ところがこの一角だけは、土曜の午前中、一般の車がたくさん出入りしてにわかに活気づき、時には車を停める場所を見つけるのも難しいくらい。みんな健康にも環境にもいいオーガニック食品をできるだけ安く買うために、市街地からわざわざ足を運んだ人ばかり。それぞれに持参した大きな買い物かごや段ボール箱を抱えて、いそいそと倉庫に入っていく。
その隣に並ぶリンゴも種類が豊富。うちの子供たちが好きなガラやアンブローシアだけでなく、スパータンやゴールデンデリシャス、富士なども季節に応じて登場する。自然食料品店に卸せない二級品が中心になるので、よく見て選ばないと少し傷んだものもあるが、その分値段はずいぶん安い。味にはまったく変わりがないから、食べ盛りの子供を抱えた身には少しでも割安のほうが助かる。オレンジやメロン、キーウィ、ブドウなども、普通のお店で買うよりは1〜2割安い。大量に食べたい人なら、わざわざここまで来る価値は十分にある。
プロ・オーガニックスは1989年にデボラという女性が設立した。始めは地元有機農家の作物だけを扱う小規模な会社だった。1993年にスティーブ・ボイルと結婚した彼女は、彼の農業や小売業の経験から知識を得て、徐々に会社の規模を広げていく。ちょうど食の危険性や不安が表に出始めた頃で、人々の関心がオーガニックに向けられるにつれ会社の業績も年率200%で上がり続けた。今ではトロントやモントリオールにも配送センターを持ち、カナダで最も成長著しい有機食品卸売り会社として広く知られている。 販売している生鮮食料品の種類は非常に多く、白菜や大根、青ネギなどの和野菜もある。野菜は地元優先で仕入れているので新鮮で品揃えがいい。ただしカナダの農家が休眠状態になる冬に、どうしてもカリフォルニアからの輸入品が多くなるのは仕方ない。10月に入ると、それまで青空市に通っていた人々もこの店に来るようになるので、冬は特に混雑する。 大量に仕入れすぎて売れ残った品を特価でさばくこともあり、先日はカリフラワー1個30セントなんていうのもあった。翌日の日曜日が休業日なので、その週に仕入れた品を新鮮なうちに売りさばいてしまおうというのが、この土曜マーケットの目的。開店直後にはお買い得品に出会えるチャンスが大きいので、できるだけ早く行くほうがいい。人気の商品はすぐになくなってしまう。もしお目当ての品が売り切れていたら、あきらめないでお店の人に聞いてみよう。奥に在庫があれば出してくれることもある。 他には、乳製品や豆腐、卵、ナッツ、ドライフルーツ、パスタ、粉類、オーガニックコーヒー豆などがある。玄米などの穀類を25lb(約11kg)の大袋で買うならこの店がどこよりも割安。チキンやビーフも冷凍庫に入っている。キノコ大好き人間の私は、分厚くて食感がいい椎茸やダシがよく出るオイスターマッシュルーム、イタリア料理に活躍するポートベロマッシュルームだけを目当てに来ることもある。オーガニックだとどれもお値段が張るが、よそで買うよりは比較的安い。
有機野菜の値段も、以前よりは安くなってきたように感じる。原油価格の高騰で農薬や化学肥料にかかる経費が上がり、一般の野菜もじりじりと高くなって、有機野菜との価格差が縮まってきているから。その上、需要が増えれば供給量も増え、値段が安くなるのは市場の論理。もっと多くの消費者がオーガニック食品を買えば、さらに手頃な値段で買えるようになる。美味しくて安心で安いなら、オーガニックを選ぶ人も順調に増えるだろう。そのうち何を買ってもオーガニックが当たり前で、「オーガニック? そんな言葉、もう流行遅れよ」なんて言われる日が来ればいいな。 食べ盛りの子供がいる、玄米や小麦などの消費量が多い、果物や野菜中心の食生活を送っている、遠出をしても少しでも安いものを買いたい、このどれかひとつでもあてはまるならプロ・オーガニックスが断然おすすめ。土曜の朝にちょっと早起きして、美味しい食材を買いに行こう。私もきっと、キノコの前でうろうろしてるから。 Updated: Oct. 2006 |
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