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Royal British Columbia Museum
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![]() ![]() ![]() 絵のような風景が広がるジオラマ
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つまり人間の暮らしに関わるものすべてが対象物。無数のモノを集めてガラスケースに並べてちょっと説明をつけて、それでおしまいという博物館も多いけど、物言わぬモノたちから当時の暮らしぶりや時代背景を読みとるのは、専門知識のない素人にはかなりの想像力が必要。結局、博物館=退屈という印象になりがち。 ところが1986年に設立されたこの博物館は、その「素人の想像力」を大いに刺激してくれる。ジオラマや模型を多用して、BC州の歴史や時代ごとの情景を疑似体験できるから。見せ方にとことんこだわるスタッフの意気込みが随所に感じられる。 1階玄関ホールで入場券を買う時には、巨大画面の IMAX シアターの入場券も合わせて割引値段で購入できる。ただし博物館だけでも一回りするのに2時間はかかるから、持ち時間を考えて買ったほうがいい。重い荷物やジャケットはクロークルームで預かってもらうこと。手数料は寄付なので、1〜2ドルを寄付箱に入れよう。
3階に行ったら、まずは正面にある先住民族 First Nations の住居を目指して階段を上がろう。この博物館には先住民族の歴史や文化に関する所蔵品が多数あり、考古学的な発掘資料も質が高く、世界からも注目されている。実際に使われていた先住民の集会所ジョナサン・ハント・ハウスは圧巻。トーテムポールやポトラッチの儀式用具も並び、薄暗い中にひとり座って彼らの声を聞いていると幻想的な気分になる。 先住民族の部屋が終わると、左手から開拓時代のビクトリアの街並みへ。商店やホテル、修理工場が並び、駅にいると汽車が入ってくる。ここは子供たちに人気の場所だ。映画館ではチャップリンの無声映画が常時上映されているので、足休めついでに観ていこう。
私が特に好きなのは、階段を上がったところにある100年前のキッチン。オーブンの焼きたてクッキーからはシナモンの香りがして、窓の外から馬車の通る音が聞こえてくる。それから階下にあるチャイナタウン。細い路地で見落としそうになるけど、漢方薬店のたたずまいがなんだか懐かしい。 北米西部各地にその名を残した航海者ジョージ・バンクーバーのディスカバリー号の船体模型や、缶詰工場、金鉱山、製材所などでも、音・におい・温度・照明が工夫され、五感に響く展示に想像力がかき立てられる。 年号ばかり覚えるんじゃなくて、こんなふうに当時の雰囲気が体感できるなら、歴史の勉強も楽しいかな。年齢を問わず、言語の違いも問題にならない。お遊び感覚で回ってみたい人にも、じっくり説明を読んで知識を増やしたい人にも満足できる内容だから、ビクトリアの観光旅行で、ちょっとしたタイムスリップを楽しんでみよう。 Updated: Oct. 2007 |
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